Road to Rebirth

Through life and death, a chainless soul, with courage to endure !

"Carpe Diem" 「今を生きる」

いまを生きる の映画情報 - Yahoo!映画 

 

ロビン・ウィリアムズ主演の映画「今を生きる」を約30年ぶりに再鑑賞しました。

細部はほとんど記憶になかったのですが、見直してとても良かったと思いました。

 

ロビン・ウィリアムズは私の好きな俳優さんです。

「グッドモーニング,ベトナム」でその存在を知り、

この作品でとても好きになりました。

「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」ではアカデミー賞を受賞しています。

 

この作品の中で

ロビン・ウィリアムズ扮する英語教師キーティングは

今を生きる人間にとって何を大切にすべきか、学ぶとはどういうことなのかを

とても印象的に教えてくれます。

特に心を揺さぶられたのは次のセリフです。

我々はなぜ詩を書くのか それは我々が人間であるという証しなのだ

そして人間は情熱に満ちあふれている

医学 法律 経営 工学は生きるために必要な尊い仕事だ

だが詩は…美しさ ロマンス 愛こそは 我々の生きる糧だ

 

分かっていることも別の面から見直せ

どんなにバカらしく思えてもやってみろ

本を読むときは作者の意図より自分の考えを大切にするんだ

君ら自身の声を見つけなくては

ぐずぐずしてると何も見つからないぞ

“人は静かな絶望の中に生きる”というだろう

甘んじるな 前進するんだ

 

作品の中で、ホイットマンやフロスト、ソローなどの

アメリカを代表する素晴らしい詩人たちのことが言及されるのですが

前回鑑賞した時はそれらの偉人たちのことに興味すら湧かなかった。

でも今回はその素晴らしさが少しわかるし、ちょっぴり触れたこともある。

そして、キーティング先生が詩を通して生徒たちに訴えていることも

身にしみて感じとることができる。

私自身は誇れるほどの人生を歩んで来たわけではないのですが

年齢を重ねることでこんなにわかることがあるんだなと心に深く感じました。

 

 

これからも古今を問わず自分の心を豊かにしてくれる作品に

積極的に接触していきたいと思います。