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Road to Rebirth.

僕を支えるもの、それは希望。

投資について考えた。

新井和宏さんの著書、

『投資は「きれいごと」で成功する』

を読んでみた。

新井和宏さんは、鎌倉投信の投資運用部長を務める金融のプロ。

 

鎌倉投信は2008年創業のベンチャー企業。

同社が唯一取り扱う投資信託「結い2101」は、

業界では「非常識」な投資方針をとっていて

2014年には「R&Iファンド大賞2013」の

投資信託・国内株式部門で1位を獲得した優れた金融商品だ。

 

新井さんは、外資系金融機関で数兆円を動かすファンドマネージャー

務められたこともある。

そんな方が運用する投資信託だから、

さぞかし高リターンが期待できるのだろうと想像してしまうが

じつはローリスク・ローリターン。

 

新井さんが投資対象とするのは、社会的意義を果たしつつ

利益もあげる「いい会社」。

しかし、社会的意義を果たしている「いい会社」は、

その会社が「いい会社」である所以や経営哲学が

財務諸表などの数字には現れてこないため、

金融機関やコンサルタントには評価されにくい。

いちど経営が傾き始めると資金調達にも苦労することが多い。

 

そんな会社に投資する新井さんの理念は「投資はまごころ」。

新井さんは、「いい会社」を数字だけで判断するのではなく

相手のふところに飛び込んで、その会社の本当の素晴らしさを

理解しようとしてる。

そして信頼関係を築こうとしている。

投資先として紹介されていた、東証1部のエフピコ

食品トレーを製造している会社だが、

障碍者雇用を積極的に行っており、当社のリサイクル部門

みなが活き活きと活躍しているのだそうだ。

 

一見こうした「いい会社」に投資することは

大きなリターンが得られないように感じるが、

新井さんは投資先と大きな信頼感で結ばれているので

株価が値下がりしても慌てることなく

結果的には金銭的にも大きな果実を得ることができるのだ。

 

 

読後に感じたことは、

やはり働く人が生き物であるように

人が働く会社も生き物なのだということをあらためて感じた。

昨今の、財務的な数字だけで会社を判断したり、

第三者機関がだした格付けを鵜呑みにしたりして

行き過ぎた効率化を求めた結果がリーマンショックなどの

経済破綻だとおもう。

私たちが求めている効率化の先には幸せはなく、

私たち一人一人は人間であるという原点に立ち返って

お互い手と手を握り合って理解を深めることの先に

幸せはあるような気がする。

一介の個人投資家では限界もあるが、

投資スタンスを問う上で非常に勉強になった。